ハードオン

効果・効能

EDの直接的な原因は、陰茎の血管が広がらずに血流量が増えないことです。

脳が性的興奮を感じると、神経伝達によって勃起中枢に刺激が伝わり、cGMP（環状グアノシン一リン酸）の働きで血管が広がります。
すると血管が広がり、陰茎の海綿体組織に血液が流入して勃起が起こります。

しかしPDE5（ホスホジエステラーゼ5）という酵素が増えるとcGMPの働きが抑制され、性的興奮を感じても血管が広がりません。

ハードオンの有効成分であるシルデナフィルは、PDE5の働きを阻害し、cGMPが持つ血管拡張作用をサポートします。
世界的に有名なED治療薬であるバイアグラのジェネリックであり、中折れや硬さ不足といった症状にも有効です。

ED治療にかかる費用を抑えられます

ハードオンはインド製のバイアグラ・ジェネリックです。

先発薬であるバイアグラを病院で処方してもらった場合、1錠あたり1,300～1,600円ほどかかります。
しかしハードオンは1錠あたり208円～で購入可能。
バイアグラの1／7程度の価格なので、ED治療にかかる費用の負担軽減に役立ちます。

またハードオンは1錠に100mgの有効成分が配合されています。
日本人の体には50mgでも十分な効き目があるため、半分にカットして服用することも可能です。
バイアグラ50mgを購入するよりもコストパフォーマンスに優れています。

用法・用量

ハードオンは1日1回、性行為の1時間前に水またはぬるま湯で服用します。
有効成分の吸収に影響するため、食前・食後の服用は避けてください。

食事の予定がある場合、食前であれば1時間前、食後であれば3時間後の服用がおすすめです。

初めて服用する場合は少量から試しましょう

初めてハードオンを服用する場合、シルデナフィルとして25mg～50mg（1／4錠～1／2錠）から服用してください。

日本で認可されているバイアグラ（またはバイアグラ・ジェネリック）は、シルデナフィル50mgまでです。
100mgだと副作用が強く出る恐れがあるため、まずは少量の服用を試し、効果が弱いと感じたときは次回から増量してください。

1日に服用できる最大用量はシルデナフィルとして100mgまでです。
次回服用するまでに最低24時間は空けてください。

アルコールとの併用は避けましょう

アルコールはシルデナフィルの血管拡張作用と似た作用を持ち、併用すると著しい血圧低下を招く恐れがあります。

またアルコールの血中濃度が高い場合、シルデナフィルの効果が十分に発揮されない可能性があります。

飲酒時にハードオンを服用することは避けてください。

副作用

シルデナフィルの服用によって起こる副作用として、ほてりや潮紅といった循環器障害や、頭痛などの神経障害が報告されています。
いずれも一過性の症状です。

また発生頻度は少ないものの、持続勃起症や血尿などの重大な副作用も報告されています。
異常があった場合はハードオンの服用を中断し、すぐに医療機関を受診してください。

禁忌・注意

ハードオンは以下の医薬品との併用が禁止されています。

• ニトログリセリン
• 亜硝酸アミル
• 硝酸イソソルビド
• アミオダロン塩酸塩（アンカロン錠）
• リオシグアト／アデムパス

また以下に当てはまる人はハードオンを服用できません

• シルデナフィルに対してアレルギーがある
• 併用禁忌薬を服用中である
• 心血管系障害がある
• 重度の肝障害がある
• 低血圧または治療による管理がなされていない高血圧がある
• 脳梗塞／脳出血や心筋梗塞の既往歴がある
• 網膜色素変性症患者

使用上の注意

以下に当てはまる人はハードオンの服用によって強い副作用が出る恐れがあります。
病気治療中または服用中の医薬品がある場合、かかりつけの医師に相談した上で服用してください。

• 陰茎の構造上欠陥（線維化や屈曲）などがある
• 鎌状赤血球貧血や多発性骨髄腫がある
• ED治療薬を服用中である
• 65歳以上の高齢者
• 重度の腎障害がある
• 肝障害がある
• 併用注意薬（カルペリチド、降圧剤、α遮断剤、リトナビル、サキナビル、ケトコナゾール、リファンピシンなど）を投与中である

参考サイト

• KEGGデータベース「シルデナフィル」