スミナット（イミグラン・ジェネリック）

効果・効能

スミナットは片頭痛薬・イミグランのジェネリック医薬品です。
イミグランと同じスマトリプタンを有効成分に持っているため、同等の効果が得られます。

片頭痛は脳の血管が拡張して周囲の神経に触れることで痛みを誘発して起こります。
スミナットは広がった血管を元に戻し、神経への刺激を抑えることで痛みを緩和。
また血管収縮のほかにも痛みの原因となる神経ペプチドの分泌も抑制します。
血管の広がりを収縮して痛み物質の放出を防ぐことで片頭痛を鎮めるのです。

高い有効性と即効性があります

スミナットは臨床試験において50mgでは77％、100mgでは76％の有効性が確認されています。
50mgと100mgでは有効性に差異はないため、副作用が出ない用量を選択してください。
スミナットは高確率で片頭痛を解消してくれ、一般的な頭痛薬に比べて吐き気や嘔吐を伴う片頭痛に効きやすいといった特徴を持っています。

即効性も高く、最短で服用後30分ほどで効き目を発揮。
突然の片頭痛にも素早く効くため、常備しておくことをオススメします。

用法・用量

1回服用して効果が弱い場合は2時間以上の間隔をあけて追加服用できます。
1日の最大摂取量は200mgまでであり、追加で服用する場合は200mgを超えないようにしましょう。

効き目の強さによって1回の摂取量の増減が可能です。
強い場合は1回25mgを服用し、弱い場合は1回100mgを服用しましょう。
摂取量を調節しても1日の摂取量の上限は変わらず200mgです。

スミナットには片頭痛の予防効果はないため痛みのない時に服用しても効果は得られません。

副作用

使用成績調査においては、悪心（3.1％）・眠気（2.6％）・痛み（2.5％）・倦怠感（1.8％）が主な副作用として報告されています。
痛みには頭痛・筋肉痛・関節痛・背部痛などが含まれています。

重大な副作用があります

頻度は1％未満または不明ですが、重大な副作用が発現する場合があります。
重大な副作用とはアナフィラキシーショック・虚血性心疾患様症状・てんかん様発作など。

参照

効果・効能、用法・用量、副作用について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「イミグラン」

禁忌・注意

上記の疾患に既往歴のある人や心疾患の兆候のある人もスミナット服用は禁止とされています。

またスミナットと併用してはいけない医薬品があります。

• エルゴタミン
• エルゴタミン誘導体含有製剤
• 5‐HT1B／1D受容体作動薬
• MAO阻害剤

使用上の注意点

次の項目にあてはまる場合、スミナットを服用する前に医師への相談が必要となります。

• 虚血性心疾患の可能性のある人
• てんかん様発作の既往歴のある人
• 肝機能障害または腎機能障害のある人
• 脳血管障害の可能性のある人
• 高齢者（65歳以上）
• 併用注意薬を服用中の人（選択的セロトニン再取り込み阻害薬、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬、痙攣の閾値を低下させる薬剤）

上記以外に持病や常用薬がある人は、スミナットの服用前に医師へ服用可否の確認を取っておくことをオススメします。

参照

禁忌・注意について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「スマトリプタン」

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• フリー百科事典 ウィキペディア「スマトリプタン」