リザクト（マクサルト・ジェネリック）

効果・効能

リザクトは頭痛薬・マクサルトのジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品の開発で有名な製薬会社Ciplaから発売されています。
片頭痛の改善に高い効果を発揮し、服用後30分ほどで効き始める即効性が特徴です。

片頭痛はストレスやホルモンバランスの乱れなどによって、脳内伝達物質のセロトニンが増加するして引き起こされます。
セロトニンが増えると分解されたのち血管が拡張され、三叉神経を圧迫します。
三叉神経は刺激を受けると痛み物質である神経ペプチドを分泌するため痛みを感じるのです。

リザクトを服用すると有効成分のリザトリプタンが広がった血管を縮めます。
三叉神経が刺激をうけなくなり神経ペプチドの放出が治まり痛みが緩和されるのです。
リザクトは痛みだけでなく、片頭痛による吐き気や光（音）過敏の症状にも効き目を現します。

国内の臨床試験においてはリザトリプタンの服用2時間後の頭痛改善率は80.0％でした。
痛みを感じてすぐに服用することで頭痛が悪化する前にリザクトが効き始めてくれます。
リザクトを常備しておき、いつ起きるか分からない片頭痛に対処しましょう。

用法・用量

片頭痛の症状が見られたら早めにリザクトを服用してください。予兆・前兆期には服用しても効きません。
服用後15～30分ほどで効き始め、約1時間後に効き目が最大となります。
効果があまり感じられない場合は2時間以上の間隔をあけて追加服用可能です。
ただし1日の最大総摂取量20mgを超えないようにしましょう。

参照

効果・効能、用法・用量について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「マクサルト」

副作用

まれにアナフィラキシーショックや虚血性心疾患様症状、失神、呼吸困難などを引き起こす場合があります。
服用後は体調を観察し、異常が見られた場合は服用を中止して病院を受診してください。

禁忌・注意

• 本剤の成分に過敏症のある人
• 心筋梗塞の既往歴、虚血性心疾患の症状、異型狭心症のある人
• 脳血管障害や一過性脳虚血発作の既往がある人
• 末梢血管障害のある人
• 高血圧症の人
• 重度の肝機能障害のある人
• 血液透析中の人

上記に項目に該当する人はリザクトを服用できません。

また次の医薬品を服用している人はリザクトを併用できません。

• エルゴタミン製剤またはエルゴタミン誘導体含有製剤
• 5-HT1B／1D受容体作動薬
• モノアミン酸化酵素阻害剤（投与中止2週間以内の患者も含む）
• プロプラノロール塩酸塩

使用上の注意点

次にあてはまる人はリザクトを服用する前に医師への相談が必要となります。

• 虚血性心疾患の可能性がある人
• 肝機能障害のある人
• 器質的脳疾患のある人
• 脳血管障害の可能性がある人
• 不整脈のある人
• 併用注意薬を服用している人（選択的セロトニン再取り込み阻害剤、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤）

参照

副作用、禁忌・注意について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「リザトリプタン」

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• フリー百科事典 ウィキペディア「リザトリプタン」