フィナロ

効果・効能

フィナロは、人気のAGA治療薬・プロペシアのジェネリック医薬品です。
有効成分のフィナステリドが、AGAの原因となるホルモンの生成を抑えて抜け毛を防ぎます。

AGAの原因となるのは、毛根部にあるDHT（ジヒドロテストステロン）です。
DHTは、5αリダクターゼ（酵素）とテストステロン（男性ホルモン）が結びつくことによって生成される脱毛ホルモンです。
DHTが毛乳頭細胞の男性ホルモン受容体と結合すると、髪を作り出す毛母細胞の増殖が抑制されます。
その結果、髪の毛の成長が止まり、抜け毛が促進されてしまうのです。
AGAを発症した男性は、DHTが多く確認されています。

フィナロは、5αリダクターゼを抑えてDHTが生成されるのを阻止する働きがあります。
その結果、抜け毛を抑制してAGAの進行を食い止めます。

1年継続して服用した場合のAGA進行阻止率は98％です

フィナステリドを1年継続して服用した際の臨床治験結果は以下のとおりです。

AGAは進行型のため、一度発症すると髪の毛が抜け続けます。
毛量を維持できたというのはつまり、抜け毛を防ぎAGAの進行を食い止められたということです。

「AGAが改善した」「現在の毛量を維持できた」という回答を合わせると、フィナステリド服用患者の98％がAGAの進行を食い止められたという結果になりました。

また3年にわたって継続した場合、「AGAが改善した」と答えた患者は78％に上りました。

用法・用量

フィナロは1日1回1錠を、水またはぬるま湯で服用します。

効果を安定させるために、毎日同じ時間帯に服用しましょう。

1日の最大服用量は1錠（1mg）までです。
一般的な体格の男性は0.2mgの摂取が推奨されているため、初めて服用する場合は錠剤をカットして服用してください。
効果が感じられないかつ、副作用がない場合にのみ服用量を増やします。

副作用

副作用として男性機能の低下が報告されています。
しかし、発生頻度は低く1％前後とされているので、過剰に心配する必要はありません。

発毛までのプロセスとして脱毛が起こる場合があります

フィナロの服用を始めて数週間〜1ヶ月の間に、初期脱毛という副作用が出る可能性があります。
初期脱毛は古い毛が押し出されて抜け落ち、健康な髪の毛が新たに生える準備段階です。

1〜3ヶ月ほどで落ち着くとされており、初期脱毛が終わると髪の毛が生えてきます。
抜け毛が増えたからといって服用を中止するのではなく、そのまま服用を継続しましょう。

禁忌・注意

フィナステリドで過去にアレルギー反応の症状が出た場合は、フィナロを服用できません。

併用禁忌薬や注意薬はありませんが、普段から薬を服用している人はフィナロを服用する前に、かかりつけ医に相談してください。

女性や子どもが触れないように保管には十分注意してください

フィナステリドは男児の生殖機能の発育に悪影響を与える恐れがあります。
授乳中や妊娠中、妊娠を望む女性は絶対に服用してはいけません。
成分は皮膚からも吸収されるので、女性や子どもが触れないように保管には十分注意してください。

また、成分が含まれた血液が女性に輸血されるのを防ぐため、フィナロの服用中は献血ができません。

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「プロペシア」
• フリー百科事典 ウィキペディア「フィナステリド」