アロプリノール（ザイロリック・ジェネリック）

効果・効能

アロプリノール（ザイロリック・ジェネリック）は尿酸降下薬のうち、尿酸生成阻害薬に分類されている医薬品です。

体内での尿酸の生成を阻害し、痛風や高尿酸血症を改善します。

痛風・高尿酸血症に対する効果

臨床試験では、アロプリノールの痛風に対する有効率は88％、高葉酸血症に対しては86％という結果が確認されています。

痛風や高尿酸血症は、血液中で尿酸が増えすぎることが原因で起こります。
増えた尿酸は、結晶化して尿酸塩結晶として関節に溜まっていきます。
結晶がはがれて関節液の中に落ちると、有害物として白血球が処理を始めます。

痛風発作は白血球が異物を処理する際に起こる炎症なので、尿酸を減らして結晶化を防ぐことが発作の予防にもつながります。

用法・用量

アロプリノールの服用を始めたばかりの時期は、尿酸値が急激に変動して痛風発作が起こりやすくなります。
そのため、服用開始から1週間は1日の服用量を100mgに留めてください。
痛風発作が起きた場合は、コルヒチンや非ステロイド性抗炎症剤、副腎皮質ステロイド剤を併用して構いません。

こまめに水分を摂取してください

尿酸は腎臓から尿として排泄されるため、尿量は1日あたり2リットル以上が望ましいとされています。

アロプリノールの服用中は、尿量を増やすためこまめに水分を摂りましょう。

飲み忘れた場合

アロプリノールを飲み忘れたら、気づいた時点ですぐに前回の分を服用します。

ただし、1回で2回分をまとめて服用することは禁止されているため、次の服用タイミングが近い場合には1回分を飛ばしてください。

副作用

発症頻度はまれですが、重篤な副作用として中毒性表皮壊死融解症、中毒性表皮壊死融解症、薬剤性過敏症症候群、間質性肺炎、横紋筋融解症、無菌性髄膜炎などが報告されています。

発熱や発疹など、体調に異変が生じた場合は服用を中止して医師へご相談ください。

禁忌・注意

以下に当てはまる人は、アロプリノールの服用について医師へご相談ください。

• 腎機能・肝機能障害がある
• 妊娠中、または妊娠の可能性がある
• 授乳中である
• 高齢者

併用注意薬

以下の医薬品を服用している人は、アロプリノールを併用する場合には医師へご相談ください。

• メルカプトプリン水和物（抗がん剤）
• アザチオプリン（免疫抑制剤）
• ビダラビン（抗ヘルペス薬）
• クマリン系抗凝血剤
• クロルプロパミド（抗糖尿病薬）
• シクロホスファミド水和物
• シクロスポリン（免疫抑制剤）
• フェニトイン（抗てんかん薬）
• キサンチン系薬剤（気管支拡張剤）
• ジダノシン（抗HIV薬）

保管方法

• 直射日光、高温・多湿を避けて保管してください。
• 小さな子供の手が届かない場所に保管してください。
• 使用期限（EXP）が過ぎた商品は、摂取しないでください。

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「ザイロリック」
• フリー百科事典 ウィキペディア「アロプリノール」