ハイプナイト100錠＋ハイプロン100錠

効果・効能

いずれも脳の神経伝達物質・GABAの働きを助けて脳をリラックスさせる働きがあります。
過活動状態になっている脳を強制的に休ませて入眠を促し、眠りを維持します。

ハイプナイトの効果

ハイプナイトは、日本で多く処方されている睡眠薬・ルネスタのジェネリック医薬品です。
超短時間作用型に分類され、服用後30分程度で入眠効果を発揮。
作用は5時間ほど持続するので、夜中に起きてしまうタイプの不眠症（中途覚醒）にも有効です。

ハイプロンの効果

ハイプロンは睡眠薬・ソナタのジェネリック医薬品です。（日本未発売）
超短時間作用型で、服用後最短15分ほどで効き始める即効性が特徴。
入眠障害の改善に高い効果を発揮し、作用は3～5時間ほど持続します。

用法・用量

ハイプナイトおよびハイプロンは、就寝の直前に1回1錠を服用します。
服用後はいつ眠気が訪れても良いように、床についておいてください。

【最大服用量】
・ハイプナイト：3mg
・ハイプロン：10mg

食後すぐの服用は避けてください

ハイプナイトやハイプロンは、食後すぐに服用すると有効成分の吸収に時間がかかり効果の発現も遅れてしまいます。
本来の入眠効果が得られるよう、食事は就寝予定時刻の3時間以上前に済ませておいてください。

副作用

特にハイプナイトは、独特の副作用として味覚異常があります。
人によっては強い苦みを感じることがありますが、効果の消失とともに味覚も戻っていきます。
ただし、苦みのせいでかえって眠れない・翌朝まで苦みを引きずるといった場合には、ハイプナイトの服用量を減らす、もしくは他の睡眠薬への変更を検討してください。

前向性健忘に注意

ハイプナイトおよびハイプロンは、服用後から効果を発揮するまでの間に一時的な健忘（物忘れ）を生じることがあります。
有効成分が体内に吸収される過程で、脳の一部が不完全な覚醒状態を起こすために起こる症状です。
事故や不要なトラブルを招かないよう、服用後はすぐ横になっておきましょう。

禁忌・注意

ハイプナイトおよびハイプロンを服用時には、飲酒を控えてください。
アルコールと併用すると、作用が強まったり長引いたりするため大変危険です。

ハイプナイトの注意・禁忌

• 重症筋無力症、急性閉塞隅角緑内障を患っている
• 肺性心、肺気腫、気管支喘息および脳血管障害の急性期等で、呼吸機能が著しく低下している

• 高齢者
• 体力が低下している
• 心障害がある
• 脳に器質的障害がある
• 肝機能障害または腎機能障害がある
• 筋弛緩薬、中枢神経抑制剤、CYP3A4誘導薬、CYP3A4阻害薬を服用している

ハイプロンの注意・禁忌

• 妊娠中または妊娠している可能性がある人
• 授乳中の人
• 高齢者（65歳以上）
• 肝障害のある人
• 腎障害のある人

筋弛緩剤、スキサメトニウム塩化物水和物、ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物、パンクロニウム臭化物中枢抑制剤、フェノチアジン系薬剤、バルビツール酸誘導体麻酔剤、チアミラールナトリウム、チオペンタールナトリウム製剤、CYP3A4誘導体、CYP3A4阻害薬、リファンピシン類、イトラコナゾール

保管方法

• 直射日光、高温・多湿を避けて保管してください。
• 小さな子供の手が届かない場所に保管してください。
• 使用期限（EXP）が過ぎた商品は、摂取しないでください。

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「ルネスタ」
• フリー百科事典 ウィキペディア「エスゾピクロン」
• フリー百科事典 ウィキペディア「Zaleplon」