ノルパック

効果・効能

ノルパックは、厚生労働省に認可されている緊急避妊薬・ノルレボのジェネリック医薬品です。
コンドームをつけないまま性行為をしてしまった、コンドームが破れていたといった場合でも、ノルパックを服用すれば緊急避妊が可能です。
性行為をしてから72時間以内に服用すると、84％の確率で妊娠を阻止できます。

ポスティノールは、子宮頚管粘液の変化・排卵の抑制・子宮内膜の成長抑制という3つの働きにより妊娠を阻害します。

1.子宮頚管粘液の変化
子宮の入り口にある子宮頸管粘液の粘度を高めることで、精子の侵入を防ぎます。

2.排卵の抑制
ホルモン分泌を担う脳下垂体に作用して、ホルモンバランスを変化させ排卵を抑制します。

3.子宮内膜の成長を抑える
子宮内膜が着床に適した状態になる前に剥がれ落ち、月経が起こります。

この3つの作用により、高い確率で性行為後の緊急避妊を可能とするのです。

性行為後早く服用するほど避妊成功率が高まります

ノルパックは性行為をした後、なるべく早く服用しましょう。

性行為後72時間以内に飲むと十分な避妊効果が得られるとされています。
しかし早く服用するほど、避妊成功率はさらに高まるのです。

つまりノルパックは性行為後なるべく早く飲まないといけませんが、日本国内においてアフターピルの購入は処方せんが必須。
性行為後にすぐアフターピルを服用したくても病院や薬局を介するうちに時間が経ち、避妊成功率はどんどん下がってしまうのです。

急な流れで思いがけず避妊しないまま性行為をしてしまった場合や、コンドームの破損に性行為後に気付いた場合でもすぐに飲めるよう、アフターピルは事前に購入しておくと安心です。

またノルパックは海外発送のため注文してから到着まで、数週間～数ヶ月かかる場合があります。
性行為をしてから購入するのではなく、あらかじめ余裕を持って購入しておくのがおすすめです。

用法・用量

ノルパックは性行為後、72時間以内に1回2錠を服用します。

性行為を行なってから服用までの時間が早ければ早いほど、避妊成功率が高まります。
避妊成功率は性行為後72時間以内の服用で84％ですが、12時間以内の服用であれば99.5％まで高くなるのです。

性行為後はなるべく早い服用を心がけましょう。

服用から3時間以内に嘔吐があった場合は飲み直しが必要です

ノルパックは服用後に吐き気が起こる場合があります。
有効成分が体内に吸収されるまで2～3時間かかり、それまでに薬を吐きだしてしまうと正しい効果が得られない可能性があります。

服用後3時間以内に嘔吐があった場合は、飲み直しをしましょう。

吐き気はとくに空腹時に出やすいとされています。
ノルパックを飲む際は、軽食を取ったうえで飲むのがおすすめです。

副作用

ノルパックの服用によって一時的にホルモンバランスが変化するため、頭痛や吐き気などの副作用が出る場合があります。
副作用は一過性のもので、2～3日で消失するとされています。

服用から数日以内に避妊に成功した証拠として消退出血が起こります

ノルパックを服用して数日以内に、消退出血が起こる可能性があります。
消退出血はホルモンバランスの乱れによって強制的に引き起こされる生理のようなもので、避妊が成功した証拠でもあります。

消退出血が起こるのはノルパックの服用から7日前後、早い場合だと2～3日です。
ただし性行為時の生理周期によっては、消退出血が起こらない場合もあります。

もしノルレボの服用から1～2週間経過しても消退出血が起こらない際、妊娠していないか不安であれば医師に相談してください。

禁忌・注意

妊娠中や妊娠の可能性がある、または重篤な肝障害がある場合はノルパックを服用してはいけません。

心疾患、腎疾患がある際は服用にあたって注意が必要なため、かならず服用前に医師に相談してください。
また抗けいれん薬やHIV治療薬は、ノルパックとの併用に注意が必要です。

その他にも持病や普段から服用している薬がある際は、ノルパックを服用する前に医師に相談しましょう。

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「ノルレボ」
• フリー百科事典 ウィキペディア「レボノルゲストレル」