アレリド

効果・効能

アレリドはアレルギー性鼻炎などの治療薬であるジルテックのジェネリックです。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりといった諸症状を予防、または緩和します。

ジルテックは1998年に発売された先発薬です。
有効成分であるセチリジン塩酸塩には、アレルギー症状の原因となるヒスタミンと受容体の結合を阻害したり、ヒスタミンの生成自体を抑制する効果があります。
数ある抗ヒスタミン薬の中で最も高い効き目で、つらいアレルギー性鼻炎の症状をピタッと止めることができます。

ジェネリックであるアレリドも同等の効果を持つため、花粉症やアトピー性皮膚炎といったアレルギー症状の治療に最適です。

即効性の高さや作用時間の長さが特徴的です

セチリジン塩酸塩は吸収性が高く、服用から40分程度で効果を発揮します。
また服用から24時間ほど作用が持続するため、1日たった1回の服用でもくしゃみや鼻水といった症状を抑えられるのです。

アレリドは従来の抗ヒスタミン薬より高い効果を持つものの、その分副作用が強く出る恐れがあるため、服用には十分な注意が必要です。

用法・用量

アレリドは通常、1日1回1錠（10mg）を水かぬるま湯で服用します。
1日の最大用量は20mgまでです。

症状の程度や年齢によって用量は異なりますが、自己判断で服用量を増やしてはいけません。必ず医師に相談してください。

就寝前の服用が基本です

抗ヒスタミン薬は眠気を誘発するという特徴があります。
運転中や作業中に眠気が起こると事故に繋がる恐れがあるため、日中の服用はとても危険です。

アレリドは高い作用を備えている分副作用が出やすく、強い眠気を起こす可能性もあるため、必ず就寝前に服用するようにしましょう。

直射日光が当たらない場所で保管してください

アレリドは保管方法を誤ると効果を損なう恐れがあります。
高温多湿を避け、直射日光が当たらない場所で保管するようにしましょう。
風通しの悪い車内などに放置してはいけません。

副作用

主な副作用として眠気や倦怠感といった症状が報告されています。
服用後は運転や火を使った調理などは避けてください。

まれにアナフィラキシーショックや中毒性表皮壊死症といった重篤な副作用が起こる可能性があります。
顔の腫れや呼吸困難、38℃の高熱といった症状が現れた場合、速やかに医療機関を受診しましょう。
また倦怠感や口渇などの副作用が続く場合も医師に相談してください。

禁忌・注意

セチリジン塩酸塩またはピペラジン誘導体に対してアレルギー症状の既往歴がある人や、重い肝障害を患っている人は、アレリドを服用すると重篤な副作用を起こす可能性があります。
またアルコールとの併用も禁止です。

※以下に該当する人はアレリドの服用について医師に相談してください

• 腎障害または肝障害がある
• 妊娠している／妊娠の可能性がある
• 授乳中である
• 65歳以上の高齢者
• 併用注意薬（リトナビル・テオフィリン・中枢神経抑制剤・ピルジカイニド塩酸塩など）を服用中である

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「ジルテック」
• フリー百科事典ウィキペディア「セチリジン」