カマグラチュアブル

効果・効能

カマグラチュアブルには、EDの原因酵素・PDE-5（ホスホジエステラーゼ）を抑えてスムーズな勃起を助ける作用があります。

正常な勃起は、性的刺激を受けた脳がcGMP（環状グアノシン一リン酸）の増殖を促すことで起こります。
cGMPが増えると、性器周辺の血管が広がって血流量が急激に増加。大量の血液が流れ込んだ性器は硬く膨張します。

EDの場合は、PDE-5がcGMPを分解するせいで勃起に必要な血流が起こりません。
カマグラチュアブルはPDE-5を抑制してcGMPの働きを強め、スムーズな勃起を可能にします。

チュアブルは口腔内崩壊錠を意味します

カマグラチュアブルは水で飲み込む錠剤とは異なり、唾液で溶かせる作りが特徴。
チュアブルとは口腔内崩壊錠のことで、嚥下に支障をきたしている人向けの剤形です。

また甘めの味つけが施されている点でも、飲みやすさが向上しています。
パイナップル、イチゴ、バナナ、オレンジと4種のフレーバーが楽しめるので、錠剤の苦味がストレスだった人や固い錠剤を飲み込むのが苦手だという人でも負担なく服用できます。

第三者機関による成分鑑定書

カマグラチュアブル鑑定書

用法・用量

カマグラチュアブルの服用量は1回1錠です。
性行為の1時間前に、口の中で舐めて溶かしてください。かみ砕くと早く溶かせます。

食後すぐに服用すると、有効成分の吸収が遅れて本来の効果が得られない場合があります。
食事の30分以上前または空腹時の服用を心がけてください。
服用の前に食事を摂る場合は、油分や脂肪分が少なく消化しやすい料理を選びましょう。
胃や腸に残った内容物で吸収を妨げないよう、食後2時間以上経ってから服用してください。

カマグラチュアブル服用時の飲酒は控えましょう

カマグラチュアブルを摂取した後で飲酒すると、相互作用により副作用が出やすくなるほか普段よりも症状が強く現れる可能性があります。

またグレープフルーツやザクロ、セロリなどに含まれるフラノクマリン酸という成分は、有効成分の代謝を遅らせて副作用を強めます。
カマグラチュアブルの服用時には、飲食物の選択に注意してください。

参照

カマグラチュアブルの効果・効能、用法・用量について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「バイアグラ」

副作用

いずれもカマグラチュアブルの血管拡張・血行促進作用の影響で現れる症状で、効果の消失とともに軽快していきます。

重篤な副作用として、持続勃起症（4時間以上勃起が続く）や視覚異常（視界が眩しく感じたり青っぽく見えたりする）が報告されています。
発症することはまれですが、体調の異変に気づいたら医師の診察を受けてください。

頭痛や鼻づまりの対処には、市販薬の併用が可能です。
鎮痛剤や抗アレルギー薬が、カマグラチュアブルの効果を低下させることはありません。

禁忌・注意

降圧剤や抗不整脈薬との併用は、相互作用によって血圧の急激な低下を招く恐れがあります。

使用上の注意

※以下の症状がある人は、カマグラチュアブルを服用できません。

• シルデナフィルにアレルギーの既往歴がある
• 心血管系の機能に障害があり、性行為による負担が懸念される
• 低血圧または高血圧
• 重度の肝機能障害がある
• 直近6ヵ月以内に脳梗塞・脳出血・心筋梗塞を発症したことがある
• 網膜色質変性症、狭心症、原発性肺高血圧症を患っている

※以下に当てはまる人は、カマグラチュアブルの服用に注意が必要です。

• 高齢者、未成年者
• 陰茎に欠陥がある
• 鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病、出血性疾患または消化性潰瘍、肝障害（脂肪肝など）を患っている
• 併用注意薬（リトナビル、エリスロマイシンなど）を服用している

参照

カマグラチュアブルの副作用、禁忌・注意について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「シルデナフィル」

参考サイト

• フリー百科事典 ウィキペディア「シルデナフィル」