コダカラン（クロミッド・ジェネリック）

効果・効能

コダカランは不妊症の治療に役立つ排卵誘発剤です。
日本で処方されているクロミッドのジェネリックで、インドで製造されています。

有効成分クロフェミンは脳の視床下部に作用し、卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌を促します。
卵胞ホルモンが卵胞を成熟させ、黄体ホルモンの働きによって排卵が誘発されるため、排卵障害の改善が期待できるのです。

コダカランは月経はあっても排卵がない、または月経が起こらないといった排卵障害や、それに伴う不妊症の治療に最適です。

排卵日を予測しやすくなります

自身の排卵日を把握し、妊娠する可能性が高い時期を狙って性行為を行なう方法がタイミング法です。
月経周期が不安定だと排卵日が予測できないため、妊娠の可能性は下がってしまいます。

コダカランを服用すれば1～2週間後に排卵が起こるため、タイミング法の成功率は高くなります。
月経不順で排卵日が予測できない、またはタイミング法で効果が得られないという場合にはコダカランが最適です。

用法・用量

月経が始まった日から数えて5日目に、1日1回1錠（クロミフェンクエン酸塩として50mg）を5日間服用してください。
最後の服用から1～2週間後に排卵が起こります。

1クール目で効果が得られなかった場合は、2クール目から1回の服用量を2錠（クロミフェンクエン酸塩として100mg）に倍増します。

1日に服用できる上限は2錠までです。
コダカランを長期的に服用すると、着床や受精が起こりにくくなる恐れがあります。
3クールで効果が得られない場合は服用を中止してください。

排卵の有無を確認するために基礎体温を測りましょう

排卵の有無を把握する方法として、基礎体温の測定が役立ちます。

通常、基礎体温は低温相と高温相に分かれています。
多少の個人差がありますが、基本的に低温相から高温相に移る前後が排卵のタイミングです。
毎日基礎体温を測りグラフにしていれば、自身の排卵を確認しやすくなります。

コダカランの服用で排卵が起きたかどうか把握するためにも、日頃から基礎体温を記録しておきましょう。
また排卵検査薬を使用する方法も有効です。

副作用

視覚障害（目のかすみ）や発疹、イライラなどの副作用も報告されています。
副作用が続く場合はかかりつけの医師にご相談ください。

下腹部に痛みや腫れがある場合、卵巣過剰刺激症候群である可能性があります。
すぐに服用を中断し、医療機関を受診しましょう。

禁忌・注意

クロミッドの併用禁忌薬は報告されていませんが、以下の条件に当てはまる人は服用が禁止されています。

• エストロゲン依存性悪性腫瘍またはその既往歴がある
• 卵巣腫瘍や多嚢胞性卵巣症候群ではない卵巣の腫大がある
• 肝障害または肝疾患がある
• 妊娠中または妊娠の可能性がある

使用上の注意

コダカランは従来の排卵誘発剤に比べ、体への負担が少ない排卵誘発剤です。
しかし先発薬であるクロミッドは処方箋医薬品であり、本来であれば医師の処方箋なしでは購入できません。

以下に当てはまる人はコダカランの服用についてかかりつけの医師に相談してください。

• 子宮筋腫／子宮内膜症がある
• 乳がん家族要因が強い
• 乳がんの既往歴がある
• 乳房結節がある
• 肝障害／肝疾患の既往歴がある
• 多嚢胞性卵巣である
• 未治療の子宮内膜増殖症である

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「クロミッド」
• フリー百科事典 ウィキペディア「クロミフェン」