ダストラ30X

効果・効能

ダストラ30XはEDの改善と早漏の防止に効果的な治療薬です。
バイアグラの有効成分・シルデナフィルと、早漏防止薬であるプリリジーの有効成分・ダポキセチンの2つの成分を配合しています。

シルデナフィルの作用

シルデナフィルは、滞った血流を改善することで勃起を促します。

EDは勃起に必要な血液が不足することで起こります。
シルデナフィルは血管拡張作用を持っており、流れる血液の量を増やすことで男性器へと血液を循環。
血液が集まった男性器は、質量が増えて大きく硬く勃起します。

ED改善率は、25mg（半錠）で58％、50mg（1錠）で72％です。

ダポキセチンの作用

ダポキセチンは、脳の興奮を抑えることで射精までの時間を延ばします。

早漏は、脳の過剰な興奮により射精をコントロールできない状態です。
ダポキセチンは脳に作用して、興奮を鎮めるセロトニンの量を増加。
脳が落ち着くことで射精がコントロールしやすくなり、挿入時間を延ばせます。

ダポキセチンは服用回数を重ねることで挿入時間が長くなります。
30mg（1錠）を服用した臨床試験では、1回目の服用で2.3倍、4週間の継続服用で3.6倍も挿入時間が延長しています。

用法・用量

ダストラ30Xの効果は、服用後1時間ほどでピークに達します。
そのため、性行為の1時間前に服用すると適切なタイミングで効果が実感できます。

初めて服用する場合は半錠から試し、効果と副作用が無い場合にのみ次回から増量しましょう。
1回の最大服用量は1錠です。

また、1日1回までの服用と定められているため、次を服用する際には必ず24時間以上の間隔を空けてください。

個人差はありますが、効果は4〜6時間ほど持続します。

空腹時での服用が推奨されています

有効成分のシルデナフィルは油分や脂質に弱いとされています。
そのため、食後に服用すると食べ物によって胃に油分や脂質の膜ができ、シルデナフィルの吸収を阻害してしまいます。

その結果、作用の発現が遅くなるほか、効果が得られないことがあります。

ダストラ30Xの効果を最大限得るためには、必ず空腹時に服用してください。

アルコールやグレープフルーツの摂取は避けましょう

ダストラ30Xとアルコールまたはグレープフルーツを一緒に摂取すると、副作用が出やすくなってしまいます。

アルコールはダストラ30Xと同じ血管拡張作用を持っています。
また、グレープフルーツにはフラノクマリン酸という成分が含まれており、ダストラ30Xの成分代謝を低下させて血液中の成分濃度を高めます。

どちらもダストラ30Xの作用を増強するため、副作用が出やすくなるのです。

※フラノクマリン酸はグレープフルーツ以外にも、柑橘類やセロリ、イチジクなどにも含まれています。

副作用

いずれの症状も軽度であり、作用の減少とともに緩和していきます。
万が一症状が悪化または重症化する場合は、速やかに医療機関を受診してください。

禁忌・注意

以下に当てはまる人は、ダストラ30Xの服用に注意が必要です。

• 高齢者、20歳未満
• 陰茎に欠陥がある
• 鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病、出血性疾患または消化性潰瘍、肝障害を患っている

ほかの医薬品との併用

以下の医薬品とダストラ30Xは併用できません。

• CYP3A4阻害剤
• 高血圧治療薬
• 塩酸アミオダロン製剤
• 硝酸剤
• リオシグアト
• sGC刺激剤

以下の医薬品とダストラ30Xの併用は注意が必要です。

• ケトコナゾール
• アムロジピン
• リトナビル
• エリスロマイシン　など

また、チオリダジン・MAO阻害薬・抗うつ薬を14日以内に服用している人は、ダストラ30Xを服用できません。14日以上の間隔を空けて服用してください。
ダストラ30Xの服用後にこれらの薬を服用する場合は、7日以上の間隔を空ける必要があります。

保管方法

• 直射日光、高温・多湿を避けて保管してください。
• 小さな子供の手が届かない場所に保管してください。
• 使用期限（EXP）が過ぎた商品は、摂取しないでください。

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「バイアグラ」
• フリー百科事典 ウィキペディア「シルデナフィル」
• フリー百科事典 ウィキペディア「Dapoxetine」