デュゼラ（サインバルタ・ジェネリック）

効果・効能

デュゼラは病院処方のあるサインバルタのジェネリック医薬品です。
有効成分にデュロキセチンを使用した、セロトニンとノルアドレナリンに選択的に作用する第四世代の抗うつ剤の1つ。
ターゲットを絞って作用するため高い効果が得られ、かつ副作用が出にくくなっています。

うつ病は気持ちが落ち込んだり憂鬱な気持ちになる精神病です。
脳内伝達物質（セロトニン・ノルアドレナリンなど）の不足が原因の1つとして考えられています。

• セロトニン：感情や気分をコントロールして精神のバランスを保つ。
• ノルアドレナリン：意欲や向上心を刺激してモチベーションをアップ。

一度脳内の神経線維から放出された伝達物質は再び神経線維へと回収されます。
デュゼラは伝達物質の再回収を阻害して脳内の伝達物質量を増加。
伝達物質の量が増えることで不安感や緊張感が払拭されやる気が回復するため、うつ症状を改善できるのです。

デュゼラは精神を安定させるためあがり症の緩和やパニック障害の改善にも有効的です。
さらに糖尿病による神経痛を和らげる作用もあると証明されています。

用法・用量

症状によって用法用量が異なります。

・うつ病またはうつ状態、糖尿病性神経症に伴う疼痛
1日1回朝食後に40mgを服用します。
服用開始時は20mgから服用し、1週間以上の間隔をあけて20mgずつ増量してください。
効果の程度によって増減可能です。1日の摂取量は最大60mgまで増量できます。

・線維筋痛症や慢性腰痛症または変形性関節症に伴う疼痛
1日1回朝食後に60mgを服用します。
1日20mgから服用を開始し、1週間以上の間隔をあけて20mgずつ増量してください。

カプセルは割らずに服用しましょう

デュゼラはカプセルタイプの医薬品です。
摂取量を調整するためや中身が気になるからとカプセルを開けてはいけません。

デュゼラは胃腸で吸収されて効果を発揮しますが、有効成分のデュロキセチンは胃酸に弱くそのまま服用してしまうと胃で溶けてしまい効果が得られません。
腸溶性コーティングをしたカプセルタイプにすることで胃で溶かされることなく腸まで届き、溶けて体内へと成分が吸収されます。

きちんと効果を得るためにもカプセルの状態で服用してください。

参照

デュゼラの効果・効能、用法・用量について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「サインバルタ」

副作用

デュゼラを服用すると傾眠や悪心、口の渇きといった副作用があらわれる場合があります。
体調に異常が見られた場合は服用量を減量したり服用を中止したりして対処してください。
対処を行っても副作用の改善が見られない時はただちに病院を受診しましょう。

禁忌・注意

• 高度の肝機能障害のある人
• 高度の腎機能障害のある人
• コントロール不良の閉塞隅角緑内障の人
• 本剤の成分に過敏症のある人
• 阻害剤を投与中または投与中止後2週間以内の人

上記にあてはまる人はデュゼラを服用できません。

使用上の注意

次にあてはまる人はデュゼラを服用する前に医師への相談が必要となります。

• 排尿困難な人
• 高血圧または心疾患のある人
• 緑内障または眼内圧亢進の人
• アルコールを過度に摂取する人
• 精神疾患のある人
• 痙攣性疾患またその既往歴のある人
• 出血性疾患またはその既往歴のある人
• 妊娠中または授乳中の人
• 小児（17歳以下）または高齢者（65歳以上）
• 服用している薬のある人

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• フリー百科事典 ウィキペディア「デュロキセチン」