・クロミッドのジェネリック医薬品
・無排卵性周期症による不眠症の治療薬
・緩やかな効き目で体への負担は最小限
不妊症に関する情報ページ
不妊とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、1年以上妊娠しない状態を指します。
不妊の状態を作る原因となる症状や疾患を不妊症と言います。
- 不妊=妊娠できない状態のこと
- 不妊症=不妊の原因となる症状・疾患のこと
不妊の割合|10組に1組が不妊です
日本産婦人科医会の調べによると、子どもを望む夫婦のうち1年経過しても妊娠できない割合は1割程度と言われています。
1割という数字は少ないわけではなく、10組に1組は思うように子供を授かれていません。
「もしかして私たちは子どもができにくい?」と思ったら不妊を疑いましょう。
早めに不妊治療を行うことで、妊娠しやすくなります。
しかし不妊治療を行う際は、不妊の原因が女性だけにあると思わないことが重要。
不妊の原因は男女ともに持っている可能性があります。
WHOが調査した不妊の原因の男女別内訳によると、女性が原因となっている割合は約65%、男性が原因となっている割合は約48%です。
女性の割合の方が多いですが男性も半数を占めているため、女性だけに原因があるとは言えません。
そのため男女ともに不妊症検査と治療を受ける必要があります。
女性の不妊について
妊活~不妊検査を行うまでの期間 | |
---|---|
35歳以下 | 1年間 |
40歳以下 | 6ヶ月 |
40歳以上 | 3ヶ月 または 子供が欲しいと思ったらすぐに |
1年以上妊活を行っても妊娠に至らない場合は不妊と判断されます。
そのため妊活から1年が経過しても妊娠しない場合は、不妊症検査の受診を検討してみましょう。
しかし、女性は35歳を境目に妊娠率は急激に低下していきます。それに伴い不妊とされるまでの期間も短くなるため、35歳を過ぎたら早めに不妊症検査や治療を受けましょう。
しかし、次の症状に心当たりのある人は不妊症である可能性が高くなるため、すぐ不妊症検査を受けて治療を開始してください。
不妊症の可能性が高い人
- 月経異常がある
- 性感染症または骨盤腹膜炎にかかったことがある
- 子宮筋腫または子宮内膜症がある
女性不妊症の検査
女性の不妊検査は、1.事前準備、2.初診、3.基本検査、4.追加検査の4つに分けられます。
基本検査は6項目あり、月経周期のタイミングによって受けられる検査が異なります。
月経周期のタイミングによって受けられる検査と受けられない検査があるため、受診時期には注意しましょう。
基本検査は約1〜2ヵ月ほどかかります。検査の事前準備である基礎体温の測定から基本検査の終了までは約半年ほど。
基本検査の結果によって追加検査を行うため、必要な検査が終わるまでは半年以上かかると考えておきましょう。
保険の適用
不妊症検査は検査の種類や回数、目的によって保険の適用可否が異なります。
検査を受ける前に、受診する病院の検査費用を確認しておきましょう。
助成金の受給
国や都道府県、市町村では、不妊検査や治療の費用を一部助成する制度を設けています。
初診前に国や地方自治体の助成制度を調べておきましょう。
1.事前準備
内容 | 時期 | 費用 | |
---|---|---|---|
基礎体温 | 検査の2~3ヵ月前から基礎体温を記録 | 事前 | 1,000~8,000円 (体温計代) |
女性の体調や妊娠には月経周期が関わっているため、病院で検査を行う前に自分の月経周期を把握しておく必要があります。
月経周期を把握するためには、基礎体温の計測が不可欠。
普段から婦人用体温計で基礎体温を記録していることが望ましいですが、記録していない人は最低でも初診の2〜3ヶ月前から記録を取るようにしましょう。
2.初診
初診内容 | 問診:診断の参考に医師が患者の病状や病歴を聞く 内診:指で膣の中の状態を確認 超音波検査:エコーで子宮や卵巣などの状態を確認 ホルモン検査:血液検査によってホルモン状態や性病の有無を検査 |
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---|---|---|---|
価格 | 5,000~10,000円 | ||
時期 | 特になし (月経中は避ける) |
※初診料は受ける検査の種類によって変動します。2〜3万円の持参がおすすめです。
初診は月経周期に関係なくいつでも受診可能です。ただし、月経中は避けるようにしましょう。
おすすめのタイミングはホルモン基礎値が分かる月経2〜5日目です。
受診には予約が必要な病院がほとんどです。予約の要否が分からない場合は、受診予定の病院へ問い合わせてください。
初診は夫婦・パートナーとともに受診することが望ましいですが、女性一人でも受診可能です。
検査の結果によって今後の検査予定を組むため、次回からは夫婦・パートナーとともに受診するようにしましょう。
3.基本検査
内容 | 時期 | 費用 | |
---|---|---|---|
クラミジア抗体・抗原検査 | クラミジア感染の有無または感染歴を調べる 抗体:血液検査 抗原:尿検査、患部の分泌物検査 |
初診時 または子宮卵管造影検査前 |
6,000~7,000円 |
子宮卵管造影検査 | 子宮や卵管に造影剤を注入し、X線で確認 | 卵胞期 | 5,000~8,000円 |
ホルモン検査 | 血液を採取してホルモン数値を見る 月経中:FSH、LH、E2、PRL 黄体期:黄体ホルモン |
月経中 黄体期 |
月経中 2,000~5,000円 黄体期 1,000~2,000円 |
超音波検査 | 子宮や卵管の状態を確認 排卵のモニタリングも行う |
排卵期 黄体期 |
1,500~2,000円 |
子宮頚管粘液検査 | 頸管粘膜を採取して排卵時期を予測 | 排卵期 | 500円~1,500円 |
フーナー試験 | 排卵期間に性行為を行い、翌日に子宮頸部の粘膜を採取 子宮頸部の状態や頸管粘膜と精子の相性を見る |
排卵期 | 500~1,000円 |
※FSH:卵胞刺激ホルモン、LH:黄体形成ホルモン、E2:エストラジオール、PRL:プロラクチン
2回目以降の受診で不妊の基本検査を行います。
一通りの検査を行い、不妊の原因が明確になれば原因に対する治療へ、判明しない場合は適宜追加検査を行います。
基本検査は月経周期によって受けられる時期が異なります。
仕事や予定などで適切な時期に検査を受けられない場合は、次の周期で検査を受けるようにしましょう。
4.追加検査
内容 | 時期 | 費用 | |
---|---|---|---|
子宮体がん検査 子宮頸がん検査 |
子宮頸管や子宮体の細胞を採取 または超音波検査で子宮体や頸管の状態や厚さを測定 |
任意 | 子宮頸がん検査 1,130~5,000円 子宮体がん検査 2,010~5,000円 |
AMH検査 | 卵巣に卵子がどれくらい残っているか調べる | 任意 | 6,000~7,500円 |
抗精子抗体検査 | 頸管粘液や膣に精子に免疫反応を起こす抗体がないか調べる | 任意 | 5,000~8,000円 |
甲状腺検査 | 採血をおこない、甲状腺に異常がないか検査 | 任意 | 2,5000~6,500円 |
子宮鏡検査 | 体内にカメラを入れ、子宮や卵巣の状態を確認 | 任意 | 2,600~25,000円 |
基本検査をもとに、医師が必要だと判断した検査を受けます。
しかし、追加検査でも不妊の原因が判明しないことが多々あります。
原因が分からない場合でも、妊娠に向けた不妊治療は受けられるため、落ち込まずに治療へと進みましょう。
女性不妊症の原因と治療方法
【女性不妊症の原因】
女性は妊娠までの過程で多くの器官を使用します。そのため不妊症の原因は多岐にわたり、大きく6つに分けられます。
それぞれの生殖器官に何かしらの問題があり、原因が1つの場合もあれば2つ以上併発している場合もあります。
また、中にはどこにも問題がなく原因を判定出来ない不明因子の人も。不妊症に悩む女性の約半数が不明因子だと言われています。
排卵因子
排卵因子とは、卵子の成長や成長した卵子の排卵に異常がある場合をいいます。
卵子は精子と受精して細胞分裂を繰り返すことで胎児へと成長します。
その卵子に、存在しない・育たない・育っても排卵できないといった原因が生じると、胎児のもととなる受精卵ができずに不妊となります。
原因 |
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治療方法 |
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卵管因子
卵管因子とは、精子や受精卵が卵管を通れない症状をいいます。
精子が卵子と受精するまたは受精卵が子宮へと行きつくには、卵管を通る必要があります。
しかし卵管が塞がっていたり狭くなっていたり癒着していたりすると、精子や受精卵は卵管を通れないため不妊となります。
原因 |
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治療方法 |
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子宮因子
子宮因子とは、受精卵が子宮に着床できないまたは着床しても成長が妨げられる症状をいいます。
卵管でできた受精卵は子宮へと出てきて子宮内膜に着床し、胎児へと成長していきます。
しかし子宮が奇形であったり子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどの疾患があったりすると、子宮内膜は着床しにくくなり不妊になりやすくなります。
原因 |
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治療方法 |
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頸管因子
頸管因子とは、子宮頚管が狭いまたは粘膜に異常があるといった理由で精子が頸管から奥に進めない症状をいいます。
射精され膣内に入った精子は、頸管を通り子宮を経由して卵管で卵子と受精します。
しかし頸管が狭くなっていたり精子を子宮へと運ぶサポートをする粘膜の分泌が減っていたりすると、精子の活動期限内に受精ができず妊娠には至りません。
原因 |
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治療方法 |
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免疫因子
免疫因子とは、女性の体が精子や卵子に対して過剰に免疫反応を示す状態をいいます。
精子を攻撃する抗精子抗体は、精子の動きを鈍らせたり子宮内への移動を阻害したりします。
また、卵子を覆う透明帯という膜に作用する抗透明帯抗体は、卵子の成長を阻害・受精を妨害します。
こうした免疫反応により受精や着床が妨げられ、妊娠が成立しません。
原因 | 不明 |
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治療方法 | なし |
不明因子
不明因子とは、検査で不妊の原因が断定できない場合をいいます。
しかし原因が存在しないわけではなく、現在の検査で原因を解明することができないだけで、研究が進んでいくにつれて徐々に不明因子は判明しています。
断定はできないものの、不明因子の原因は大きく2種類に分けられると考えられています。
1つ目は卵管内で受精できない場合。
精子や卵子には異常がなく、なんらかの原因により精子と卵子が卵管内で受精できなくなります。
2つ目は卵子の質が低下している場合。
卵子の質は年齢や生活習慣などによって低下していき、場合によっては機能が消失してしまいます。
原因 | 不明(受精できない、精子・卵子の質低下など) |
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治療方法 | なし |
セックスレス
不妊症の原因にはセックスレスも含まれています。
日本性科学会において、夫婦やパートナー間で1ヶ月以上性行為が行われていない状態をセックスレスと定義しています。
女性側の原因 |
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予防・対策 |
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男性の不妊について
男性が不妊症検査や治療を受ける割合は低い傾向にあります。
例え受けたとしても自主的なケースは少なく、女性の検査のついでに受ける場合がほとんど。
しかし、不妊の原因の約半数が男性です。
そのため男性も積極的に不妊症検査や治療を受ける必要があります。
妊活~不妊検査を行うまでの期間 | |
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35歳以下 | 1年間 |
40歳以下 | 6ヶ月 |
40歳以上 | 3ヶ月 または 子供が欲しいと思ったらすぐに |
1年以上の妊活を行っても妊娠できない場合に不妊とみなされます。
そのタイミングで不妊症検査や不妊治療を開始しましょう。
しかし、35歳を過ぎると精子の質が低下するため、検査や治療を受けるタイミングが早まります。
また、次の症状に心当たりのある人は不妊症の可能性が高くなるため、すぐ不妊症検査を受けて治療を開始してください。
- ・性病にかかったことがある
- ・右の陰嚢(たま)の大きさが異なる
- ・陰嚢のまわりに血管が浮き出ている
- ・男性機能や性欲の問題がある
男性不妊症の検査
ホルモンの関係で体の変化が激しい女性に比べ、男性はホルモンの変化が少ないためいつでも不妊検査を受けることができます。
男性の不妊検査は、精子の質や生殖器の異常を確認する基本的な検査の結果次第で、追加検査を行うか不妊症治療に移行するかを決めます。
1.基本検査
内容 | 費用 | |
---|---|---|
問診・内診 | 診断の参考に医師が患者の病状や病歴を聞く 陰嚢(たま)を触診し、精巣の大きさ・血管が浮き出ていないかを見る |
2,000~5,500円 |
精液検査 | マスタベーションにより精液を採取 精液量や精子の数、精子の運動率などを確認 |
310~5,000円 |
ホルモン検査 | 血液を採取 ホルモンの量や感染症の有無を確認 |
4,500~15,000円 |
尿検査 | 尿を採取 血液の状態や膀胱・前立腺などの異常の有無を確認 |
1,500~6,000円 |
超音波検査 | エコーで精巣や精巣上体、精管などの状態を確認 | 1,500~2.000円 |
精液検査を行う場合は検査の2〜7日前から禁欲を行ってください。
精液の出し過ぎや溜め過ぎは精子の質を下げてしまいます。
基本検査で原因が判明した場合は原因に対する治療を行い、原因が判明しない場合は適宜追加検査を行います。
2.追加検査
内容 | 費用 | |
---|---|---|
抗精子抗体検査 | 血液を採取 抗精子抗体がないか調べる |
5,000~10,000円 |
染色体検査 | 血液を採取 染色体に異常がないか調べる |
10,000~35,000円 |
精巣生検 | 精巣の組織を採取 精子がつくられているかを調べる |
約20,000円 |
検査の結果により不妊症治療の方向性が決まります。
また女性側の結果とともに医師と相談し、妊娠に向けた不妊治療の予定も組んでいきましょう。
男性不妊症の原因と治療方法
男性不妊の原因は1.造精機能障害、2.精路通過障害、3.性機能障害の3つに分けられます。
不妊症と診断された男性のうち、80%以上は造精機能障害が占めており、性機能障害・精路通過障害と続きます。
約半数が原因不明とされる女性に比べて、男性は検査を受けるとほとんどの人が原因を突き止めることができます。
造精機能障害
造精機能障害とは、精子の質に問題があるということ。
精子の質は精子の量・運動能力・形によって判断されます。
正常な精子の質の数値は次の通りです。
精液 | 1.5ml以上 |
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pH | 7.2以上 |
精子濃度 | 1ml中に1,500万以上 |
総精子数 | 3,900万以上 |
精子運動率 | 40%以上 |
正常形態精子率 | 4%以上 |
精子の数や運動率、形態に異常があれば次の疾患が考えられます。
- 無精子症:精液中に1匹も精子がない
- 乏精子症:精子の数が少ない
- 精子無力症:精子の運動能力が低い
- 精子奇形症:奇形の精子が多い
原因 |
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治療方法 |
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精路通過障害
精路通過障害は、精子が体外へと射精されるまでに通る道に異常がある状態をいいます。
精子は精巣で作られ、射精のタイミングで精管や射精管を通り、精嚢からの分泌液や前立腺液と混ざって精液となり射精されます。
しかし精路通過障害の場合は、精管や射精管が狭くなっていたり塞がっていたりして、精子が分泌液や前立腺液と混ざることなく精子のない液が射精されます。
また、精子の混ざった精液ができたとしても、射精時に精液が逆行して尿道ではなく膀胱へと流れて射精ができなくなります。
原因 |
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治療方法 |
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性機能障害
性機能障害は、ED(勃起不全)や射精障害など、男性機能の障害によって性行為が困難となる状態を指します。
- ・ED:勃起できない、硬さが足りない、すぐに萎えてしまう
- ・射精障害:早漏、遅漏、膣内射精障害など
原因 |
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治療方法 |
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セックスレス
1年以上のセックスレスも不妊の原因に含まれます。
特に男性の場合は、妊活を開始すると一気に性欲が減ってセックスレスになるパターンが多いようです。
その原因として、性行為に義務感が生じる・妻やパートナーの熱量に圧倒されるといった理由があるようです。
しかし、妊娠は性行為なしでは起こりません。
セックスレスであることを受け入れ、妻やパートナーとともに解消していく必要があります。
男性側の原因 |
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予防・対策 |
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不妊の治療方法
妊娠に向けた不妊治療では、まず男女ともに不妊の原因となる不妊症の治療を行います。
妊娠を妨げる原因を取り除くことで、自然妊娠への道が開けます。
しかし、不妊の原因が不明・不妊症の治療ができない・治療しても妊娠できないといった場合は、ステップアップ治療へと進みます。
ステップアップ治療
ステップアップ治療は、4つの段階を経て妊娠を目指す治療法です。
不妊に悩んでいる人なら誰でも受けられます。
第1段階から治療を開始し、妊娠できなければ徐々に段階を上げていきます。
また、排卵障害や月経不順の女性は、すべての段階で排卵誘発剤を使用します。
排卵誘発剤とは卵子を育てて排卵を促す医薬品です。
月経が安定している人でも、妊娠率を高めるために使用されることがあります。
第1段階|タイミング療法
排卵日に合わせて性行為を行う方法です。
基礎体温や排卵検査薬、超音波検査などによって排卵日を推定します。
タイミングを合わせるだけなので、気軽に試せます。
費用 | 2,000円~2万円 |
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こんな場合におすすめ |
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第2段階|人工授精
マスタベーションによって採取した精液から質の高い精子を選び、子宮に直接注入する方法です。
子宮内に直接注入するため、性行為による射精に比べてより多くの精子が卵子へと到達します。
精子の注入は医師が行いますが、その後の受精から妊娠までの過程は自然妊娠と同じです。
費用 | 1.5~2万円前後 |
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こんな人におすすめ |
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第3段階|体外受精
体外で卵子と精子を受精させて、受精卵を子宮へと戻す方法です。
受精は培養液の中で自然に行われます。
費用 | 30~60万円 |
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こんな人におすすめ |
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第4段階|顕微受精
人の手によって体外で卵子と精子を受精させ、子宮へと戻す方法です。
卵子と精子を採取して細いガラス管を用いて精子を卵子に注入し、受精卵となったら子宮へと直接戻します。
採取方法は体外受精と同じですが、顕微授精では人の手によって受精が行われます。
費用 | 35~60万円 |
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こんな人におすすめ |
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不妊治療の費用
女性の健康をサポートするサイト「ジネコ」が行った調査では、不妊治療にかけた費用で最も多い割合は100〜300万円未満(37%)です。
次いで50万円未満(30%)、50〜100万円未満(21%)、300万円以上(12%)となっています。
約半数の人が不妊治療費に100万円以上かかっており、不妊治療にはお金が必要だということがわかります。
しかし2022年4月から、ステップアップ治療で行う基本的な治療やオプション治療の一部が保険適用となり、経済的負担が軽減されています。
また、各地方自治体では補助制度が設けられている場合があり、申請を行うことでより経済的負担を緩和できます。
不妊治療を行う際は、受けられる制度がないか調べてみましょう。
不妊治療で妊娠するまでにかかる期間
不妊治療をはじめてすぐに赤ちゃんを授かる人もいれば、長い時間をかけてやっと授かる人などさまざま。
妊娠までの道のりが長い不妊治療ゆえ、途中で心が折れてしまう人も多くいます。
先の見えない不妊治療ではどこまで頑張ればいいのか分からないず、ストレスや不安を感じる人もいるでしょう。
「ジネコ」が行った調査によると、妊娠までにかかった不妊治療の期間は1年未満が40%、1~3年未満が44%、3~5年未満が11%、5年以上が5%となっています。
8割以上の人が3年未満の治療で妊娠しているため、あきらめずにパートナーや周りの人に頼りながら治療を続けましょう。
不妊治療を受けた場合の出産率
不妊治療の末に妊娠しても、出産できる確率は年齢を追うごとに低くなっていきます。
厚生労働省がまとめた統計では、30歳で19.9%、35歳で16.3%、40歳で7.7%、45歳で0.6%の出産率となっています。
出産する確率を上げたい場合は、できるだけ早めに不妊治療を始める必要があります。
不妊症を改善する薬
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コダカラン
50mg × 10錠 ¥780 50mg × 50錠 ¥3,540 -
クロメン
・クロミッドのジェネリック医薬品
・排卵を促し手不妊治療をサポート
・無排卵周期症の排卵成功率は75%50mg × 10錠 ¥1,880 50mg × 20錠 ¥3,390 -
カブゴリン
・血性排卵障害や乳汁漏出症、早漏などを改善
・国内ではカバサールノの名で処方されています
・パーキンソン病の治療薬としても使用可能0.25mg × 8錠 ¥2,600 0.5mg × 8錠 ¥3,140