ロジール

効果・効能

ロジールはSiam Bheasach社から発売されているニキビ治療に用いられる医薬品です。
日本で処方されているダラシンと同じ有効成分・クリンダマイシンを持っているダラシン・ジェネリックの1つ。そのためダラシンより低価格で同様の効果が得られます。
ロジールは内服薬であり重度のニキビケアに使用されます。軽度または中度のニキビには塗り薬を使用しましょう。
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皮脂の分泌が過剰になり毛穴に皮脂が溜まることで炎症が発生してニキビができます。
これがニキビの初期段階です。
ニキビを放置したりケアに誤りがあると溜まった皮脂に常在菌であるアクネ菌やブドウ球菌が繁殖して炎症を悪化させ、重度なニキビとなるのです。

ロジールに含有しているクリンダマイシンには、細菌の増殖を防ぐ作用があります。
細菌はリポソームという器官で生命維持や増殖に必要なタンパク質合成が行われます。
クリンダマイシンはリポソームに作用してタンパク質合成を阻害。
細菌を増やせず生命維持も難しくなるため、徐々に細菌が死滅していき炎症が治まりニキビを治療できるのです。

クリンダマイシンは細菌に効くため、ニキビ以外にも咽頭炎や急性気管支炎、中耳炎などの治療にも使用されます。

【適応菌腫】
クリンダマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌

【適応症】
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、顎骨周辺の蜂巣炎、顎炎、猩紅熱

ロジールは内服薬であるため全身に作用します。外用薬では届かない背中ニキビもケアできます。

用法・用量

1日の摂取上限は600mgです。5回以上の服用は行ってはいけません。
重症感染症には1回300mgを8時間ごとに投与します。
クリンダマイシンは服用後1時間ほどで作用が出始めますが、ニキビが治るまでには時間を有するため継続して服用しましょう。
ただし耐性菌の発現を防ぐため、服用期間は最小限に留めてください。
飲み始めて3ヶ月以上経過しても効果があらわれない場合は服用をやめて医師に診てもらいましょう。

副作用

そう痒、発疹、浮腫といった症状がみられた場合は、服用を中止してください。
血液や肝臓、腎臓に副作用が見られる場合があります。
血液検査や肝機能検査、腎機能検査を定期的に行いましょう。

重大な副作用としてアナフィラキシー、大腸炎、中毒性皮膚壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱皮膚炎、薬剤性過敏症症候群、無顆粒球症などが報告されています。
身体に異常が見られた場合はすぐさま病院を受診してください。

禁忌・注意

次に該当する人はロジールを服用する場合、医師への相談が必要となります。

• 高齢者（65歳以上）
• 衰弱患者
• 大腸炎の既往歴がある人
• 肝障害のある人
• 腎障害のある人
• アトピー性体質の人
• 食道通過障害のある人
• 重症筋無力症の人
• 末梢性筋弛緩剤を服用中の人

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• フリー百科事典 ウィキペディア「クリンダマイシン」