ラシックス

効果・効能

ラシックスはフランスに本社を置くSanofi社から発売されている利尿剤です。
有効成分・フロセミドの利尿作用を利用して体内の余分な水分を尿として体外へと排出することで、むくみを解消できます。
その効果から芸能人やモデルにも多くの愛用者がおり、人気のある商品です。

人の体内の60％は水でできていますが、水はただの水ではなくナトリウムやカリウムといった塩分が溶けたものです。
体内の塩分濃度を一定に保つために水分量の調整がなされており、塩分が多くなると体内の水分量が増えてむくみへと繋がります。

ラシックスは腎臓に働きかけ、体内循環するナトリウムの再吸収を防いで尿として体の外へと出します。
ナトリウム（塩分）の量が減ると体内の塩分濃度を調整するために水分をナトリウムとともに尿として排出。
体内の水分量が減るためむくみが解消されるのです。

体内に蓄積された水分は細胞間にも流れ込み、細胞が水分を含んで活動が鈍くなり劣化します。
劣化した細胞は脂肪細胞へと変化し、脂肪やセルライトとして体内へと蓄積されてしまいます。
体内の水分量を減らすと体がスッキリするほか、尿と一緒に体内にたまった老廃物や毒素を排出するためデトックス効果も得られるのです。

水分は流れる血液の量にも影響を与えます。
ラシックスの利尿作用によって水分が減ると血液量も減少します。
そのため血圧が低下。この効果によって高血圧の治療にもラシックスは使用できます。

立ちっぱなしの仕事、デスクワークで座りっぱなし、運動が苦手といった人でむくみのある人にオススメです。

用法・用量

摂取量は年齢や症状によって適宜増減してください。
※腎機能不全の場合は設定用量より多く用いることも。
※悪性高血圧に用いる場合は他の降圧剤と併用してください。

服用後1時間ほどで効き始め、トイレの回数が増加します。
就寝前の服用は避けてください。

参照

ラシックスの効果・効能、用法・用量について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「ラシックス」

副作用

これらの副作用が見られた場合は、減薬や休薬などの適切な処置をおこなってください。
頻度は不明ですがアナフィラキシーや心室性不整脈、難聴といった重大な副作用が起こることがあります。
服用後は体調を観察し、異変があれば服用を中断してただちに病院を受診してください。

禁忌・注意

次の項目に該当する人はラシックスを服用する前に医師への相談が必要となります。

• 進行した肝硬変症のある人
• 重篤な冠硬化症または脳動脈硬化症のある人
• 肝疾患または肝機能障害のある人
• 本人または両親、兄弟に痛風、糖尿病のある人
• 下痢、嘔吐のある人
• 手術前の人
• 減塩療法中の人
• 全身性エリテマトーデスの人
• 小児または高齢者（65歳以上）
• 医薬品を服用している人

参照

ラシックスの副作用、禁忌・注意について、以下のサイトを参照しました。

• KEGGデータベース「フロセミド」

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• フリー百科事典 ウィキペディア「フロセミド」