モールエフ

効果・効能

モールエフはミノキシジル5％とフィナステリド0.1％が配合された、AGA（男性型脱毛症）の外用薬です。

モールエフの作用は2つあります。

• 血行促進をして頭皮に栄養を届けやすくする
• AGAの原因ホルモンの生成を阻害して抜け毛の進行を抑える

この2つの方向から髪の発育にアプローチすることで、AGAによる薄毛を改善します。

ミノキシジルの血行促進効果

ミノキシジルは日本で唯一発毛作用が認められている成分で、血行を促進して髪の毛の成長を助ける働きがあります。

髪の成長に必要な酸素や栄養は、血液を通して頭皮に届けられます。
しかし薄毛や抜け毛に悩んでいる男性は、血管が細くなり頭皮に供給される血液量が少ないため、頭皮に酸素や栄養が十分に行き渡っていません。

ミノキシジルには血行促進作用があり、頭皮の血流を活発にします。
その結果、酸素や栄養が頭皮に行き届きやすくなって、健康な毛髪が成長しやすくなるのです。
また、血流がよくなると毛母細胞が活性化され、髪の成長が促進されます。

フィナステリドの抜け毛抑制効果

フィナステリドは、AGA治療薬・プロペシアにも含まれている有効成分です。

薄毛はDHT（ジヒドロテストステロン）が毛母細胞を破壊することによって、髪の毛が抜け落ちるのが原因です。
DHTはテストステロンと5αリダクターゼが結びつくことによって生成されます。

フィナステリドは5αリダクターゼの働きを抑え、DHTの生成を阻害する作用があります。
その結果、抜け毛が抑えられてAGAの進行が食い止められるのです。

市販の育毛剤よりも高いAGA治療効果があります

市販の育毛剤には、ミノキシジルが配合されているものもあります。
しかしモールエフはミノキシジルに加えて、フィナステリドが配合されているためより高いAGA治療効果を発揮します。

モールエフを使用した場合と、ミノキシジル5％のみを含む外用薬を使用した場合ではどのくらい効果に差が出るかを検証した試験があります。
この試験は18～45歳のAGA患者120人を対象に、24週間にわたって実施されました。

このように、ミノキシジルのみの外用薬を使用するよりも、モールエフを使用した方がAGA治療効果が高いという結果が出ています。

用法・用量

モールエフは1回1mlを頭皮に塗布し、マッサージをしながら揉み込みます。
使用方法はスプレーとスポイトの2つのパターンがあります。

・スポイトを使用する場合
1mlの目盛りまで吸い上げて、頭皮の気になる箇所に塗布します。

・スプレーを使用する場合
頭皮から約5cm離して、5プッシュ噴射します。

使用量を増やしても効果が強く出るわけではないため、1回1mlを必ず守りましょう。

1度塗布したら、次の使用までに12時間以上の間隔を空けてください。

整髪剤を使用する際は、モールエフを塗布した後に使用してください。

目や粘膜に成分を付着させないよう十分に注意してください

モールエフが付着した手で目や粘膜に触れると強い刺激が生じてしまうため、使用後はしっかり手を洗いましょう。

万が一目や粘膜に成分が付着した場合は、ただちに水かぬるま湯で洗い流します。 異変を感じた場合は医師にご相談ください。

副作用

副作用として頭皮のかゆみやかぶれなどの皮膚症状が多く報告されているので、皮膚が弱っている状態で使用する際は十分に注意しましょう。

またミノキシジルの血行促進作用により、血圧低下の副作用が見られる可能性があります。

体調に異変を感じた際はすぐに使用を中止して、医師の診察を受けてください。

禁忌・注意

以下に該当する場合は、モールエフを使用してはいけません。

• ミノキシジルやフィナステリドにアレルギーがある
• AGA以外の脱毛症

以下に当てはまる場合は、モールエフの使用にあたって注意が必要です。

• 高血圧、低血圧
• 心臓や腎臓、肝臓に障害がある
• 65歳以上の高齢者
• 甲状腺機能に障害がある

上記の他にも持病がある場合は、モールエフを使用する前に医師に相談してください。

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• フリー百科事典 ウィキペディア「ミノキシジル」
• フリー百科事典 ウィキペディア「フィナステリド」