フィナロイド

効果・効能

フィナロイドは、AGA治療薬・プロペシアのジェネリック医薬品です。
有効成分のフィナステリドが抜け毛を抑制して、AGAの進行を防ぎます。

AGAの発症には、DHT（ジヒドロテストステロン）という強力な男性ホルモンが関係しています。
DHTは、男性ホルモン・テストステロンと、5αリダクターゼという酵素が結びつくことで生まれ、髪の成長を短くする作用があります。
その作用により髪の毛が成長する前に抜け落ちて、薄毛が進行してしまうのです。

フィナステリドには、5αリダクターゼを阻害してDHTの生成を減少させる働きがあります。
そのためフィナロイドを服用している間は、抜け毛が抑えられAGAの進行を防ぐことができます。

効果を持続させるため、継続して服用しましょう

フィナステリドは継続服用が推奨されています。

フィナステリドを1年服用した試験において、以下の結果が出ています。

また、フィナステリドを5年間服用した別の試験では、99.4％の男性にAGAの改善が見られました。

1年使用した場合でも半数以上の男性がAGAの改善に成功していますが、継続して使用するとさらに高いAGA治療ができます。

また、AGAは進行型のためフィナロイドの服用をやめると、再び髪の毛が抜け始めてしまいます。
AGAの改善が見られた後も服用を継続しましょう。

用法・用量

フィナロイドは1日1錠を、水またはぬるま湯で服用してください。

日本人が使用する際には、1日0.2mgの服用が推奨されています。
初めて飲む場合は、錠剤をカットして量を減らしてください。
0.2mgでは効果が得られず副作用もみられない場合にのみ、1日あたり1mgまで増量可能です。

毎日同じ時間帯に服用すると安定した作用が得られます

フィナロイドは飲み忘れが無いように、毎日服用しましょう。

また、毎日同じ時間帯に服用すると血液中の成分濃度が一定になり、安定した作用が得られます。
食前・食後、または朝や夜などのタイミングに指定はありませんが、毎日同じ時間帯に服用してください。

副作用

副作用の中で一番多く報告されている症状は男性機能の低下ですが、頻度は少ないため過度に心配する必要はありません。

服用初期に抜け毛の増加がみられる場合があります

フィナロイドの服用後10日～1ヶ月の間に、初期脱毛が起こる可能性があります。
初期脱毛は、成長の止まった古い毛が新しく生える毛に押し出されることで起こります。
つまりフィナロイドが体内に作用し始め、発毛する準備が始まった証拠なのです。

初期脱毛は1～3ヶ月で治まるとされているので、抜け毛が増えたからといって服用を中断しないようにしましょう。

※初期脱毛が3ヶ月以上治まらない場合は、AGA以外の病気が原因の可能性があるため医師に相談してください。

禁忌・注意

フィナステリドは男児の生殖器の発達を妨げる恐れがあります。
成分は皮膚からも体内へ吸収されるため、妊娠中・授乳中の女性や男児が触れないよう取り扱いに十分注意してください。

また、フィナステリドが含まれた血液が女性や男児に輸血されるのを防ぐため、フィナロイドの服用中は献血を控えましょう。
服用を中止してから1ヶ月以上経過している場合は、献血を行なっても問題ありません。

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「プロペシア」
• フリー百科事典 ウィキペディア「フィナステリド」