トレティヴァ

効果・効能

トレティヴァはイソトレチノインを有効成分に持ったニキビ治療薬です。
皮膚科やクリニックなどで処方されるアキュテインのジェネリック。
国内ではまだニキビ治療薬として正式に承認されていませんが、その効果から全世界で使用されています。
大国アメリカにおいては痤瘡治療薬のシェアのうち65.2％がイソトレチノインとなっているほどです。
トレティヴァは飲むニキビ治療薬であり、従来の塗る治療薬とは違い手の届かない背中やお尻まで全身へと効果を発揮するため人気を集めています。

ニキビは肌で原因菌（アクネ菌や黄色ブドウ球菌）が増殖するして起こります。
皮脂腺から過剰に皮脂が分泌されると、その皮脂を原因菌が食べて増えるのです。

トレティヴァは服用することで皮脂腺の細胞に作用して細胞が退縮。
細胞が縮まると皮脂腺も締まるため、皮脂の分泌が減り原因菌の増殖を抑えらます。
さらにトレティヴァは皮膚の細胞を正常化するため、ニキビ肌からニキビができにくい肌へと導いてくれます。

ニキビ発生の原因を絶ち、ニキビの起こりにくい肌環境へと変化させることでニキビ改善が叶うのです。

用法・用量

体重が50kgの場合は、1回25～50mgの服用となります。

初めてトレティヴァを服用するという人は体重に関わらず20mgからの服用がオススメ。
2～3ヶ月後に40mgへ増量または体重にあった量へと増量することもあります。

体重に関わらず1日60mgを超えての服用は禁止とされています。

2クール目に入る前は休薬期間を設けてください

トレティヴァは1クール4～6ヶ月とされています。
その期間中は継続服用が重要。ほとんどの場合は3～4ヶ月ほどでニキビの改善が見られます。

1クールが終わってもニキビが改善しない場合は2クール目を開始します。
この際、1クールと2クールの間で最低2ヶ月間の休薬期間を設けてください。

1クールでニキビの治療が終了してトレティヴァの服用をやめていた場合でも、ニキビが再発して再度服用する時には、1クールから2ヶ月以上経過してからトレティヴァを服用するようにしてください。

副作用

服用中は肌や唇などが乾燥しやすくなっています。
ニキビのできないクリームやリップなどを使用してこまめな保湿を心がけてください。

血液検査ではコレステロールや中性脂肪、尿酸値などの上昇がみられます。
上昇すると肝機能障害や腎機能障害などを引き起こす可能性があるため、定期的に血液検査を行ってください。

禁忌・注意

• 妊娠中または授乳中の人
• 精神疾患のある人
• 肝機能障害のある人
• コレステロール値が高い人
• 本剤の成分にアレルギーのある人
• テトラサイクリン系抗生物質、ビタミンA製剤、副腎皮質ステロイド剤、フェニトインを使用している人

上記にあてはまる人はトレティヴァの服用が禁止とされています。

胎児の催奇性や流産を引き起こします

妊活中・妊娠中の女性がトレティヴァを服用すると胎児へ影響を与え、催奇形性または流産などの可能性が高くなってしまいます。
トレティヴァの影響を受けた胎児の20～35％が先天性欠損、30～60％が神経認知障害であったとの報告があるほど。

トレティヴァを服用中に授かった胎児は中絶するように助言されることがほとんどです。
胎児へ影響を与えないためにもトレティヴァを服用する1ヶ月前から服用中、服用後6ヶ月は確実に避妊を行ってください。

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• フリー百科事典 ウィキペディア「イソトレチノイン」