シフラン（シプロキサン・ジェネリック）

効果・効能

シフランは抗菌剤・シプロキサンのジェネリック医薬品です。
有効成分にシプロフロキサシを配合しており、クラミジアや淋病といった性感染症をはじめ、扁桃炎や膀胱炎など細菌によるさまざまな感染症を治療します。
従来の抗菌剤に比べて抗菌力が高く、治療が難しい感染症にも効果的です。

シフランを服用すると、細菌の増殖を阻害します。
細菌は体内に侵入するとDNAを複製して増殖していきます。
シフランはDNAの複製に必要な酵素の働きを阻害。
細菌の増殖を防ぎ、死滅させることで症状を緩和・治療します。

【適応症】
表在性皮膚感染症，深在性皮膚感染症，リンパ管・リンパ節炎，慢性膿皮症，外傷・熱傷及び手術創等の二次感染，乳腺炎，肛門周囲膿瘍，咽頭・喉頭炎，扁桃炎，急性気管支炎，肺炎，慢性呼吸器病変の二次感染，膀胱炎，腎盂腎炎，前立腺炎，精巣上体炎，尿道炎，胆のう炎，胆管炎，感染性腸炎，バルトリン腺炎，子宮内感染，子宮付属器炎，涙のう炎，麦粒腫，瞼板腺炎，中耳炎，副鼻腔炎，炭疽、クラミジア、淋病

用法・用量

服用量は感染症の種類や症状に応じて増減します。
適切な服用量は医師にご相談ください。

症状が治まっても体内に細菌は残っているため、定められた服用期間はしっかりと飲み続けましょう。

副作用

臨床試験における副作用の発現率は2.87％でした。
発現したおもな副作用とその割合は以下の通りです。

重篤な副作用

稀にアナフィラキシーや大腸炎、アキレス腱炎・腱断裂といった重篤な副作用が確認されています。

• アナフィラキシー：呼吸困難、浮腫、蕁麻疹など
• 大腸炎：腹痛、頻度の高い下痢など
• アキレス腱炎・腱断裂：腱周辺の痛み、浮腫、発赤など

これらの症状や体調に異変が生じた場合は、シフランの服用を中止して速やかに医療機関を受診してください。

禁忌・注意

次に該当する医薬品とシフランを併用すると、痙攣や副作用が強く出てしまう恐れがあります。決して併用しないでください。

• ケトプロフェン（カピステン、ミルタックスなど）
• チザニジン塩酸塩（テルネリン、ギボンズなど）
• ロミタピドメシル酸塩（ジャクスタピッド）

使用上の注意

次に該当する人は、シフランを慎重に服用する必要があります。

• 本人または親族にアレルギー体質の人がいる
• 高度の腎障害がある
• 痙攣性疾患またはその既往歴がある
• 重症筋無力症である
• 高齢者
• QT延長を起こす恐れがある
• 大動脈瘤または大動脈解離を合併しているまたはその既往歴や家族歴がある

次に該当する医薬品とシフランを併用する際は、医師の指導が必要です。

• ステロイド剤
• 非ステロイド性消炎鎮痛剤
• 抗生物質
• 抗凝固剤
• スルホニル尿素系血糖降下剤
• 免疫抑制剤
• 抗不整脈剤
• 高リン血症治療剤
• 抗うつ剤
• 抗精神病薬
• 抗てんかん薬
• ED治療薬
• 金属カチオン含有製剤（カルシウム、鉄、亜鉛など）

上記の他にも持病や常用薬のある人は、シフランを服用する前に医師または薬剤師に相談してください。

保管方法

• 直射日光、高温・多湿を避けて保管してください。
• 小さな子供の手が届かない場所に保管してください。
• 使用期限（EXP）が過ぎた商品は、摂取しないでください。

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「シプロキサン」
• フリー百科事典 ウィキペディア「シプロフロキサシン」