クラビット

効果・効能

クラビットは細菌による感染症を治療する抗生物質です。
クラミジアや膀胱炎、扁桃炎など、幅広い感染症に有効です。

クラビットは、細菌の増殖を防ぐことで感染症を治療します。
細菌は体内へ侵入するとDNAを複製して増殖し、症状を悪化させていきます。
クラビットはDNAの複製に必要な酵素の働きを阻害。増殖を防いで症状を改善させます。

本商品は、第一三共が製造・販売を行う海外市場向けの商品です。
国内処方のクラビットと同一商品のため、個人輸入を初めて利用するという人でも安心してご購入頂けます。

【適応症】
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、ざ瘡、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、肛門周囲膿瘍、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎、精巣上体炎、尿道炎、子宮頸管炎、胆嚢炎、胆管炎、感染性腸炎、腸チフス、パラチフス、コレラ、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、炭疽、ブルセラ症、ペスト、野兎病、肺結核及びその他の結核症、Q熱

用法・用量

疾患や症状に応じて服用量は適宜減量してください。

耐性菌の発現を防ぐため、服用期間は最小限にとどめます。疾患や症状によって服用期間は異なるため、医師に相談してください。
ただし、腸チフスやパラチフスは14日間の服用と定められています。

また、結核症への治療は他の抗結核薬と併用する必要があります。

腎機能低下患者の用法用量

腎機能が低下している人は、通常通り服用してしまうと高い血中濃度が持続して副作用が強く出てしまう恐れがあります。
次の用法用量を目安に、必要に応じて服用量・服用間隔を調整してください。

服用上の注意

次の疾患がある人は、クラビットでの治療が適切と判断された場合にのみ服用可能です。
必ず医師の診断を受けてから服用しましょう。

• 咽頭または喉頭炎
• 扁桃炎（扁桃周囲炎、扁桃周囲腫瘍を含む）
• 急性気管支炎
• 感染性腸炎
• 副鼻腔炎

副作用

以下は国内臨床試験における副作用の症状と発現率です。

服用後は意識障害が起こる恐れがあるため、車の運転や機械の操縦などは避けてください。

重篤な副作用

重大な副作用としてアナフィラキシーや無顆粒球症、黄疸などが確認されています。

• アナフィラキシー：紅斑、悪寒、呼吸困難など
• 無顆粒球症：発熱、咽頭痛、倦怠感など
• 黄疸：嘔吐、食欲不振、倦怠感、そう痒など

上記の症状が現れた場合は、服用を中止して速やかに医療機関を受診してください。

禁忌・注意

クラビットを次の医薬品と併用すると、痙攣やQT延長、効果の増減などを引き起こす恐れがあります。
併用する場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。

• 非ステロイド性消炎鎮痛薬（フェニル酢酸系またはプロピオン酸系）
• 制酸薬（アルミニウムまたはマグネシウム含有）
• 鉄剤
• 抗凝固薬（クマリン系）
• 副腎皮質ホルモン剤
• QT延長を引き起こす薬剤（デラマニドやキニジンなど）

保管方法

• 直射日光、高温・多湿を避けて保管してください。
• 小さな子供の手が届かない場所に保管してください。
• 使用期限（EXP）が過ぎた商品は、摂取しないでください。

参考サイト

本商品の詳細は、海外メーカーの商品情報の翻訳および以下のサイトを参考に編集しています。

• KEGGデータベース「クラビット」
• フリー百科事典 ウィキペディア「レボフロキサシン」