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性器ヘルペスとは?
性器の周りに水ぶくれができ、悪化するとただれたり熱が出たりします。
性行為以外でもウイルスとの接触があれば感染し、一度うつると体内からウイルスを除去することは困難。
ストレスや疲労をきっかけに再発しやすいので、体調管理が最大の予防策です。
性器ヘルペスは、初めてウイルスに感染した時および、感染後に潜伏していたウイルスが再活性化した時に発症します。
一度感染するとウイルスを完全に死滅させることはできないため、ウイルスの増殖を抑える治療および再発の予防が有効。
免疫機能や体力の低下が原因で再発(自己感染)することが多く、感染者数はすべての年代で女性の方が多いという特徴があります。
参照元:厚生労働省「2019年 性感染症報告数」
性器ヘルペスに感染してから発症するまでは、2~10日ほどです。
初めて感染した時には症状が強く現れやすく、水ぶくれができた箇所の痛み(神経痛)や発熱を伴うことがあります。
性器ヘルペスは再発しやすい感染症ですが、再発した時には軽度で済みます。また症状が治まるまでにかかる期間も、再発時の方が短めです。
性器ヘルペスのウイルスは口や喉にも感染し、口唇ヘルペスと呼ばれます。
再発時には、のどがヒリヒリする程度の症状で済むことが多いようです。
性器ヘルペスの検査は、病変部分からウイルスを採取する方法(皮膚擦過検査)と血液を採取する方法があります。
いずれの検査も医療機関で受けられます。
病変部からウイルスを採取する
すでに症状が現れている時に実施します。
水ぶくれの部分の細胞を綿棒で採取し、ウイルスの有無を確認します。
血液を採取する
症状が現れていない時にも実施できます。
採血し、抗体の有無を調べます。
性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス(Herpes simplex virus、HSV)によって発症します。
HSVには2種類あり、手や口唇で発症する1型と性器で発症する2型に分類されています。
しかしオーラルセックスが一般的になり、どちらのウイルスも性器や口唇など部位の区別なく感染することから、厳密な区別はなくなっています。
体内に侵入したHSVは神経を伝って神経節まで入り込み、そのまま潜伏します。
常に活動しているわけではなく、過度な疲労やストレスを感じたり免疫力が低下したりすると活性化。
再び、水ぶくれや神経痛などの症状が現れます。
細菌が侵入しやすい体の部位
性器、肛門、のど、目、肌にできた傷
感染を招く行動
性行為(膣への挿入、オーラルセックス、アナルセックス)、キス
※性的な触れ合いはなくても、病変部に接触すれば感染します
水ぼうそう(水痘)もヘルペスウイルスが原因ですが、ウイルスの種類が異なります。
水痘帯状疱疹ウイルス(varicella zoster virus、VZV)といって、水ぼうそうを発症した人が再発すると帯状疱疹となって現れます。
帯状疱疹にかかると強い免疫ができるため、通常は再発しません。
また、1~3歳未満はワクチンの定期接種(予防接種)が実施されています。
任意でも受けることができ、水ぼうそうの感染率を80~85%減少。発症したとしても重症化することはありません。
性器ヘルペスの治療では、抗ウイルス薬が用いられます。
内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)を併用し、ウイルスの増殖を抑えます。
症状が重い時(飲み薬) | 症状が軽い時(塗り薬) |
---|---|
バルトレックス | アラセナ |
ゾビラックス | アシビルクリーム |
単純ヘルペスウイルスを完全に死滅させる方法は見つかっておらず、ウイルスの増殖を抑えて症状を軽快させる対症療法が一般的です。
水ぶくれやリンパ節の腫れといった目に見える症状が治まっても、HSVは体内に残っています。
性器ヘルペスが再発しやすい人には、患者が自己判断で始められる治療・PIT療法(Patient Initiated
Therapy)が推奨されます。
症状が現れたらすぐに服薬する方法で、治療薬を常備しておく必要があります。
また、再発の頻度が高く重い症状を繰り返している場合には、抗ウイルス薬を毎日続けて接種する再発抑制療法が行なわれます。
出産時に性器ヘルペスを発症していると、分娩の際に胎児へ感染してしまいます。
新生児ヘルペスは皮膚症状だけでなく全身におよび、命を危険にさらす可能性もあります。
出産が近いタイミングで性器ヘルペスを再発した場合は、すみやかに治療を受けましょう。
出産する際に症状が残っている場合は、胎児への感染を防ぐため帝王切開を行ないます。